DCT搭載のバイクってどんなもの

DCTとはDual Clutch Transmissionの略で
HondaがVFR1200Fに初めて搭載した
クラッチ操作を必要とせず、
オートマチックモードでは、
マシンが最適名ギアを自動で選択して
ギアチェンジしてくれるものです。

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また、MTモードにすれば、
スイッチによる任意のシフト操作ができる
電子制御ミッションなのです。

クラッチレバーやチェンジペダルを操作してこそ
「オートバイの醍醐味だ」と
言われる方も沢山いると思います。


マニュアルクラッチ、
マニュアルトランスミッションのモデルと比べ、
DCTモデルは「エンストするかも」という緊張感がない。

クラッチレバーの操作から解放された感覚は、
アクセルを操作する右手に集中し、
エンジンのトルクの出方、音の変化や
走り出す瞬間などをじっくり感じとることができる。


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ATモードならDCTのスイッチでDを選択し、
アクセルを開けるだけで、速度に合わせ、
自動的に6速までシフト操作をしてくれる。

アクセルを閉じ、速度が落ちてくれば
シフトダウンも自動でまかなってくれる。

余裕がある分、安全面にはもちろん
「あ、新しいカフェ発見」というような
楽しむ部分にもより振り向けることが出来る。


右カーブ、左カーブ、そしてS字、ヘアピン。
様々なカーブが次々に現れるワインディングロード。

感覚を研ぎ澄ませ、
次に開ける景色を思い描きながら走るのが
ワインディングロードの醍醐味。

そのコーナリングをさらに
満足感を得た走りへとするのが、
ライン取りだったり、加速、減速の
操作への集中だったりする。

DCTの場合、シフトチェンジを自動、
もしくは左手の指のスイッチ操作だけで
プロ級のシフトチェンジを決めてくれる。

だからカーブの先への注意、
減速をすることなどライディングの
集中力をより高めることができる。


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シフトミスをしないだけではない。

加速しながらシフトアップをする時、
メカニズム的にこれまでの
MTミッションをベースにしながら、
二つのクラッチを連携させて、
シフト操作を極めて短時間で完了させることもDCTが持つ特徴だ。

だから、シフトアップ、ダウン時に
駆動力の断続を極めて短時間に、
かつスムーズに完了させてくれる。

つまりバイクへの挙動がとても少ない。

熟練したライダーの
アクセルワーク、クラッチワーク、シフトワークを
越える完璧さで、行ってくれる。

バイクに乗るのがとても上手くなり、
充実した楽しい時間を楽しめる。


DCTで走る楽しさを深めつつ、
新しいバイクの世界が開けることを、
多くの人に体感してもらいたいですね ('ω')ノ