なぜバイクにカウルが付いているの

空気抵抗を減らす目的や
乗員を走行風から保護する目的で、
カウルは車体や乗員を覆っています。

主に合成樹脂(最近はカーボンもあります)
で作られており、
視界を確保する部分はウインドシールドや
ウィンドスクリーンと呼ばれ、
透明な材料が用いられている。

適切に設計されたカウルは
高速走行時にダウンフォースを発生し、
走行安定性を高める効果があり、
ロードレース用のオートバイや
スーパースポーツに分類される車種、
ツーリング向けのツアラーに分類される
車種で装備される例が多いです。



ハーフカウル

画像の説明

車体の上側のみを覆うやや大型のカウルのこと。


フルカウル

画像の説明

車体下部まで覆う大型のカウルのこと。
分割式の場合、上部をアッパーカウル、
下部をアンダーカウルと呼ぶことがある。


ロケットカウル

画像の説明

おもに丸形のヘッドライトを備えて、
車体を覆う全体的に丸みを帯びたカウルを
日本ではこのように呼ぶ場合がある。
ハーフカウルの物とフルカウルの物がある。


ビキニカウル

画像の説明

ハンドル回りを中心にヘッドライトを覆う
比較的小型のカウルを日本ではこのように呼ぶ。
ミニカウルとも呼ばれる場合もある。

フレームに固定されることが一般的な
ハーフカウルやフルカウルと異なり、
ヘッドライトともにステアリング
(通常はフロントフォーク)に固定されるため、
舵角に応じてヘッドライトとカウルの向きが変わる。


アンダーカウル

画像の説明

車体下部のみを覆う比較的小型のカウルのこと。

ビキニカウルとともに装着される例が多いが、
ホンダのCBR400Fのように
車体上部にカウルがない車両に装着される例もある。

分割式フルカウルの下側パーツを指す場合もある。


シートカウル

画像の説明

シート後方の車体を覆うカウルで、
車体後方への空気流を整える役割を持つ。

テールカウル、リアカウルとも呼ばれる。


メーターバイザー

画像の説明

スピードメーターを覆う小型の風防のことで、
メーターカウルとも呼ばれる。

樹脂製で、透明もしくは
半透明のものと不透明なものがある。

ビキニカウルのように
ヘッドライト周りまで覆うものも
このように呼ばれる場合がある。


ウインドシールド

画像の説明

ヘッドライト回りを中心に
ハンドル中央を覆う比較的大型の透明風防のこと