バイクのコンディションを良い状態で保つには

バイクを購入し、あまりバイク乗らずに
保管しておいて故障してしまった。

バイクオーナーは
「全然乗ってないのに壊れてしまった、不良品だ」
と思うかもしれません。

しかし、バイクの知識がある人としては、
これは当たり前の出来事です。

バイクはある程度乗ってこそ、
調子を維持できる乗り物なのです。


バイクは保管しておくだけで調子が悪くなってしまうのです。


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その理由は

まず最も考えられる理由にガソリンの鮮度の低下があげられます。


ガソリンには鮮度があり、
ガソリンは保管されている環境が悪い場合は驚くほど劣化が早いのです。

バイクのガソリンタンク内やキャブレターなどは
特に劣化が進む保管場所と言えるでしょう。

劣化したガソリンを使用することにより、
エンジン内での燃焼が悪くなり、
エンジンの吹けが悪くなります。

また劣化したガソリンは、
ガソリンに含まれる添加剤がキャブレター内の細い管に目詰まりを発生させ、
適切な燃料をエンジンに送れなくなります。

ガソリンの劣化はバイクに大きな影響を及ぼすでしょう。


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次に

動作部分やワイヤー類の作動不良


バイクは様々な動作部分から作られています。

ブレーキワイヤーやアクセルワイヤー等のワイヤー類。

サスペンションとショックアブソーバー。

チェーンやスプロケット。

ハンドルやスイングアーム等。


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これらは動かさないとドンドン固くなっていきます。

また、定期的にグリスアップが必要となります。

バイクを動かさないという事はこれら動作部が劣化、
硬化していく事なのです。

ブレーキマスターシリンダーやドラムブレーキなどは
最悪の場合固着して交換が必要となります。

これらもある程度動かさないと性能は維持できません。


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タイヤの硬化


ゴム製品は使わないでそのままの状態で放置しておくと硬化します。

タイヤが硬化すると路面とのグリップが極端に悪くなり、
スリップしやすくなります。

硬くなったタイヤは元に戻らないため交換する必要があります。


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エンジン内部


エンジン内部ではエンジンオイルの劣化や変質が起こります、
またエンジン内部やギアに定期的にオイルが回らない事は
各種パーツにとって過酷な環境となります。

回していないエンジンは変質したオイルが付着し、
本来の性能が失われて行きます。

エンジンは定期的に始動し、
回さなくては逆に調子を崩していく物なのです。


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バイクは乗ってこそ調子を維持できる乗り物です。

朝ちょっと早起きして、
車通りも少ない清々しい時間帯に朝走りしてはいかがですか
 (^_-)-☆