バイクのギア比とはどのような事

分かりやすく説明するため、
自転車を例にとって考えてみます。


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自転車にはペダル側と後輪側に
ギア(歯車)がついてます。

この前後の歯車の歯数の比率から
ギア比をというものが割り出されます。

そしてこのギア比とは、
タイヤが1回転するために
ペダルを何回転させるか、
という数値になります。

例えばギア比が3.00の時を見てみます。

これは、ペダルを3回転させると
タイヤが1回転するという意味になります。


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この数値の大きい・小さいによって、
加速がいいとか、スピードが出る
ということが分かります。

タイヤ1回転のための
ペダル回転数が多ければ、
坂道などでも楽に登れます。

バイクで言うとトルクが出ている時です。

逆にタイヤ1回転のための
ペダル回転数が少なければ、
出だしは辛いけどスピードが速く出る。

これはギヤ比の違いによるもの、ということになります。


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バイクで言うと具体的には、
エンジン側のスプロケット
(ドライブスプロケット)の歯数と、
リアタイヤ側のスプロケット
(ドリブンスプロケット又はリアスプロケット)の歯数
の比率がギア比になります。


リアを小さくする(歯数を減らす)か、
フロントを大きくする(端数を増やす)と
同じエンジン回転数でもスピードは高くなります。

逆に
リアを大きくする(歯数を増やす)か、
フロントを小さくする(端数を減らす)と
同じエンジン回転数でもスピードは低くなります。

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特にサーキットなどを頻繁に
走られる方はそのサーキットの
高速、低速の違いにより
スプロケットを変更すると
とても走りやすくなります。


簡単に言えば、
ストレートが長く最高スピードを上げたい時は、
リアのスプロケットを小さくし、
タイトなコーナーが多く
速い加速力を求める場合は、
リアのスプロケットを大きくします。

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サーキットに合った
ギア比のセッティングを見つけるのがベストでしょう。