バイクの免許はどんな種類があるの

「バイク免許は何歳から取得できるの?」
と聞かれます。

バイク免許は16歳から
取得できる手軽な運転免許です。

しかしバイク免許といっても
排気量の大きさに準じて
「7種類の運転免許区分」があり、
それぞれの免許には「取得可能年齢」
や「運転できるバイクの種類」が決まっています。

普通免許であればAT車(オートマチック)、
MT車(マニュアル)という二つの区分ですが、
バイクは大きさや種類によって
修得する運転技術がそれぞれ異なるため、
細かい運転免許区分があります。

またAT限定免許は
「クラッチ操作機能がない」
スクーターを中心とした
AT車のみを運転することができます。

AT車はオートマトランスミッション
という速度やエンジン回転数に応じて
自動的にギアを変えてくれる
変速機を搭載しており、
AT限定免許はギア操作が無い分、
MT免許より教習時限数が少ないです。
AT車免許は「限定」が付いています。

ここでは7つの
バイク免許の種類と年齢や特徴を
書いてみたいと思います。


原付免許(原付1種)

画像の説明


通称「原チャリ」と呼ばれているミニバイクで、
車両価格が手頃なので若者や主婦に人気です。

新聞配達や宅配など簡単な配送業務もでき、
移動がとても楽になるので
日常生活で大活躍します。

普通免許を取得すれば
自動的に原付バイクを運転することができます。

2段階右折の義務、
30kmの速度制限があります。

[ 取得年齢 ]
16歳から

[ 運転可能なバイク ]
排気量50cc以下

[ 二人乗り ]
不可

[ ナンバープレートの色 ]
白のプレートに黒字


小型二輪免許/AT限定小型二輪免許

画像の説明


原付2種と呼ばれています。

制限速度も車と同じ60kmです。

公道でも他の車の流れに合せて
スムーズに走行できるようになり
二人乗りも可能です。

AT限定小型二輪免許はクラッチ操作がない
オートマチック限定しか運転できません。

[ 取得年齢 ]
16歳から

[ 運転可能なバイク ]
排気量125cc以下

[ 二人乗り ]

[ 高速道路 ]
通行不可

[ 車検 ]
なし

[ ナンバープレートの色 ]
51cc~90cc以下/黄色のプレートに黒字
91cc以上~125cc以下/ピンク色のプレートに黒字


普通二輪免許/AT限定普通二輪免許

画像の説明


教習所では最も多く取得されるバイク免許で、
街乗りからオフロード、レーサータイプ等
バイク全般を運転できます。

二人乗りはもちろんの事、
高速道路も走行できるので
旅行やツーリングにも最適です。

近年は都心を中心に
AT限定普通二輪免許で運転可能な
ビッグスクーターが人気です。

[ 取得年齢 ]
16歳から

[ 運転可能なバイク ]
排気量400cc以下

[ 二人乗り ]

[ 高速道路 ]
通行可

[ ナンバープレートの色 ]
126cc~250cc未満/白色のプレートに緑字
251cc以上/緑枠の白色のプレートに緑字


大型二輪免許/AT限定大型二輪免許

画像の説明


1000ccを超えるモンスターバイク等
全てのバイクを運転する事ができる
バイク免許の花形です。

以前は試験場のみで取得可能で、
その狭き門から大型二輪免許を所持している方は
憧れの対象でありましたが、
教習所で取得可能になり近年は
リターンライダーを中心に取得者が増えています。

車体が大きいため
普通二輪免許より扱いが難しいのと
運転する方の体格や技能に
左右されるバイクですので、
まずは普通二輪免許を取得して
その後ステップアップで挑戦する事がオススメです。

[ 取得年齢 ]
18歳から

[ 運転可能なバイク ]
排気量制限なし 
※AT限定大型二輪免許は650ccまで

[ 二人乗り ]

[ 高速道路 ]
通行可

[ ナンバープレートの色 ]
緑枠の白色のプレートに緑字



画像の説明

このようにバイク免許と言っても
様々な特徴がありますので、
免許を取得する基準は
ご自身のライフスタイルや体格に合せて
選んだ方がよいでしょう。

街乗りだけで使うのなら
オートマ限定で十分です。

しかし本格的にレーサータイプや
大型タイプを乗りたいのなら
マニュアル車が必須です。

保険料や税金等の事も考え
どのようなバイクライフを送りたいのか
しっかり考えて選びましょう。

一番大切な事はしっかり運転技能を身につけて、
身の丈にあったバイクを乗る事ですよ。 (^-^)