バイクのエンジンは壊れやすい

バイクの寿命は、
メンテナンス、1回当たりの走行距離、
年間走行距離、走行環境(走り方とか天候)
などによって大きく変わってきます。

一般的にエンジン数の回転数が多いモノの方が
エンジンの劣化が激しくなりますので、
寿命は短くなります。

2ストロークエンジンのバイクや、
高回転型のスポーツバイク、
全開走行が多い原付バイクなどが有ります。


メンテナンス


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定期的なメンテナンスをする事によって
バイクの寿命は大きく伸びます。

例えば消耗部品の交換、チェーン調整、
給油、オイル交換などメンテナンスすれば、
バイクもそれにしっかり答えてくれます。

洗車をするのもメンテナンスです。

車体周りで脱落してるものや、
タイヤに釘が刺さっていたなど色々な物を洗車時にチェックできます。

ノーメンテでただ乗るだけだと確実に寿命は縮みます。

特にオイル交換は重要でマメに交換してあげれば、
スクータータイプでも最低5万Km程度は走れますよ。


1回当たりの走行距離


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一度の走行距離が短い、
というのは車にとってどんな悪影響があるのでしょうか?

一番の理由はエンジンが温まらないことです。
エンジンが温まらないとエンジンオイルとガソリンが混ざったり、
ガソリンが燃焼した際に生成する水がエンジンオイルに混ざってきます。

本来エンジンは非常に熱くなるので、
エンジンが温まるとエンジンオイルと
混ざった水分は蒸発するのですが、
走行距離が短くエンジンが十分に温まる前に
エンジンを止めると混ざった水分は蒸発せずに、
むしろ少しずつ溜まっていき、
エンジンオイルと混ざってしまいます。

水が混ざったエンジンオイルは本来の働きが出来ないため、
エンジンに悪影響を与えてしまいます。

1回当たりの走行距離は、
20km以上が一番エンジンに良いとされます。
短距離の繰り返しはエンジンにかなりの負担をかけますので、
エンジンの寿命はその分縮みます。


 走行環境


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常に100km/hで走り続けるのと、
常に60km/hで走り続けるのでは、
前者の方がエンジンに悪影響を及ぼします。

また、厳冬や猛暑などの過酷な天候の時に
エンジンを走らせるのもエンジンを劣化させる要因と成り得ます。


走行距離の寿命は??

エンジン本体の寿命に関しては、
上記のような要因になるべく気を付けて、
エンジンをいたわってあげれば、
スクータータイプのものでもエンジンを長持ちさせることは出来ます。

ただし、走行距離が長くなってくればくるほど、
パーツの劣化もしやすくなってきますので、
後々のコストを考えれば、パーツ交換代(メンテナンス代)だけで
新車1台買えてしまうくらい費用が掛かってしまっていた!!
なんて事になります。

なので、そこらへんの釣り合いを考えて、
見るからに故障が多くなってきたら、
新車に乗り換えたほうが逆に安く付く場合もあります。



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バイクをメンテナンスに出すというのは、
お金も時間も掛かるし、面倒臭いとは思いますが、
全くメンテナンスに出していないバイクに乗り続けるというのは
安全面から見ても非常に危険です。

また、メンテナンスに出さずにずっと乗り続けていると、
余計に部品が劣化しやすくなって、
かえって高く付いてしまうケースがあります。

自分のバイクをいたわるという意味でも、
定期的にメンテナンスに出してあげるようにしましょう。

バイクはきっと応えてくれて、
良い走りをしてくれますよ (^_-)-☆