バイクのオイルは車とは違うの

車用とバイク用エンジンオイルの違いは、
基本的に変わりません。

構造も基本的には変わらないからです。

大きな違いは、
エンジンとミッション(変速ギヤ)が車は別々になっていますが、
バイクはエンジンと一体となっていることです。

バイクのエンジンの構造

バイクのエンジンはエンジンとミッションが一体となり、
しかもクラッチも一体となって
軽量・コンパクトに作り上げられています。


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車のエンジンの構造

車のエンジンはエンジンとミッションが分かれていて、
別々の構造になっています。

車は、エンジンとミッションは
別々のオイルで潤滑するのに対して、
バイクは同じオイルでクラッチまで潤滑します。

潤滑性能が高い車用オイルは、
バイクでクラッチの滑りを招く恐れがあります。


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バイクに有機減摩剤(二硫化モリブデン)入りオイルを使用すると、
クラッチの滑りを招きます。

バイクのエンジンは車のエンジンの回転数より、
1.5倍~2.0倍高く中には、F1並みの2万回転も回るエンジンもあり、
排気量1000ccあたり、200馬力
(2000ccの車で有れば、400馬力)
の出力があります。

バイク用エンジンオイルは、
車用エンジンオイル以上に高品質が求められています。

ですから、バイク使えるエンジンオイルは、
車にも使えますが、車用はバイクには使えません!

バイクに使用できるエンジンオイルは、
それだけ性能がいいと言う事です。



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性能の良いエンジンオイルを入れても、
オイル交換は3,000km遅くても5,000km以内にしましょうね。

バイクは高回転型のエンジンなので、
オイルの管理には十分神経を使いましょう( ^ω^ )