なぜバイクの事を単車って言うの

よくバイクを「単車」と言う人がいます。

バイクを”単車”と呼ばない人でも
「単車」と言われればバイクを
指してる事だと理解します。


でもなんで単車なんでしょう?

タイヤは2つ付いてるのに単車、
同じタイヤ2つの自転車は単車と呼ばないし・・

それにはちゃんと由来がありました。


時代をさかのぼること終戦後1950年前後の頃。

この頃はみな貧しく、
生産規制もあって車なんてものは
持っていませんでした。

そこで庶民の足として親しまれ
活躍したのがサイドカー付きオートバイ。

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車ほどでは無いにしろ荷物を
側車に載せる事が出来る
利便性から広く普及しました。

そしてサイドカーの方を"側車"、
バイクの方は"本車"と呼び、
両方合わせて初めてオートバイと言われていました。


しかし時代が進み軽自動車が出始めると
荷物を運べるという側車付きの
メリットは薄れ使われなくなっていきました。

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するともう側車は必要ないので側車を外し、
移動手段として本車だけで走る人が増え始めます。


その「側車の付いてない本車」の呼び名が「単車」だったんです。

これが単車と呼ばれる所以だと言われています。


今では側車付きの方が珍しいですが、
当時の人から言わせると
そこら辺を走ってるのは
オートバイではなく「単車」なんですね。